2014-05-31

春を振り返る

暑い日が続き、梅雨の前にひとまず夏が来たような感じ。
明日から6月、早いですね。今年もすでにたくさんのことがありました。
いろんなグループでのコンサートも多く、良い舞台に立たせていただきましたので、少し振り返ろうと思います。



まずは2月のD-SAX。
3度目となるファブリス・モレティ氏との共演は、今回もとても刺激的でした。

ファブリスをソリストに迎えた曲、H.トマジのバラード。実は学生時代の私は「なんだかつかみどころがないなぁ」と思い、取り組んだことがありませんでした。
けれども私のそんな薄っぺらい考えなど一瞬で吹き飛ぶファブリスの演奏。
ストーリー性に溢れた音楽、色彩豊かな音色は、とんでもない説得力をもって私たちに語りかけてきました。本当にファブリス・モレティというサクソフォニストと出会えて良かったと思います。

今回私はバリトンサックスでの参加でしたが、石岡さん・松岡くんと3人で担当する低音パートはとても楽しく、そして勉強になりました。
重い楽器を振り回しながら踊るアンコールにもリハの時から全力投球し、ヒィハァ言いながらもやり切るこのステージ、これからも力の限り頑張ります!



そして3月はテアトルサックスの旗揚げ公演。
ひょんなことから決まったコンサートでしたが、準備の段階から予想以上の盛り上がりを見せました。

東京のど真ん中にある尚美という学校で中村均一先生にサックスを学んだ、まさに同じ釜の飯を食ってきた仲間。それだけにたとえ年齢が離れていても妙に通じ合ってしまう瞬間がありました。

話し合いや練習もなかなかの回数を重ねましたが、そのたびに距離を縮めながらひとつのコンサートに向かってみんながまとまっていくのがよくわかりました。

本番はたくさんのお客様に来て頂けましたし、よいものをお届けできたと思います。
けれどもまだまだやりたいこと、やれることがたくさんあるテアトルサックス。
次回の公演にむけてのアイディアもまとまり、さらに進化したステージをお楽しみいただけるように頑張ります!

打ち上げも大盛り上がり


4月上旬には久しぶりの吹奏楽のステージがありました。
初めて参加させて頂いた『東京ウインドシンフォニカ』は、かなり硬派に吹奏楽のレパートリーに取り組んでいて、いまの私の吹奏楽に対する考えとリンクする部分が多いです。
しかも素晴らしいプレイヤーの方々が各楽器にいらっしゃって、リハーサルのときからとてもワクワク楽しく、私もアンテナを張り巡らしたくさんいい音を吸収しました。

私の普段の演奏活動は、サックス同士やピアノ・打楽器とのアンサンブルが主。ブライダル演奏の仕事も、オルガンや歌・弦楽器とのアンサンブルです。
実はクラリネットやトランペットなど、他の管楽器との演奏の機会が少ないんですね。
吹奏楽はその管楽器オールスターなわけですから、それはそれは本当に勉強になりました。

本番当日も、新しい綺麗な大ホールを満喫。
運営に携わらずに乗っかるだけのコンサートも久しぶりでしたので、とてもリラックスして一日を過ごしました。
本番も無事に終わり、打ち上げもたくさんの方と美味しいお酒を飲み、楽器を続けていられる幸せに浸りました。
これからもサックスを通していろんな人と出会えることを願って、自分の音楽を磨いていきたいです。



いろんな場所で、いろんな人に出会わせてくれる、音楽。
音楽を仕事にできているありがたさを近年よく感じます。
これから先もいろんなことがあると思いますが、とにかく全ての出会いを大事に、音楽に真摯に向き合っていきたいです。


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